6月16日(土) 祝10周年 兵庫県こども環境フォーラム
兵庫県こども環境フォーラムは、2008年の「子ども環境サミット in KOBE」の閉会後、兵庫県井戸知事より「この活動を一過性のものとせず継続していってほしい」と思いを託され、翌年より兵庫県と共催で開催しています。
今年は10周年の節目を迎え、6月16日(土)兵庫県公館にて
「第10回 兵庫県こども環境フォラーム」
~あきらめない心 つながる未来~ を開催いたしました!
【オープニング合唱】「どんぐりコール」ミュージカルスクール※
軽やかにかわいらしい歌声でフォーラムの幕が上がりました!
オリジナル曲「Friend」と、ミュージカル「星の王子さま」より「郵便飛行士」を披露。
「Friend」 ではチェロの素晴らしい音色も添えられました ♪
※兵庫県西宮市に発足し、以来50年以上にわたり阪神間を中心に公演活動を展開。メンバーは幼稚園児から高校生までが在籍。
【ごあいさつ】
金沢 和夫 兵庫県副知事よりごあいさつをしていただきました。
世界の人口増加による環境問題、日ごろの活動が地球全体に影響することの大事さを語られました。
こども環境フォーラムには、子どもだけでなく大人も巻き込んで自然との触れ合い方、環境との関わり方を今後も学んでいってほしいとエールを送ってくださいました。
【開会宣言】
こども達による開会宣言です!
【活動発表】
★「くすのきっ子農業体験※」活動発表
※神戸市西区「くすのき農園」のご協力のもと、で小学生親子を対象に1年間の食育と農作業などを体験
虫を捕まえるのがとても上手で、畑作業や調理~片づけなど、すべてに積極的に参加してくださる素敵なご家族です。
発表では、自然の中で楽しみながら学べる農業体験の良さをたくさん伝えてくれました。味噌作りは体験を生かして、家でもチャレンジ!家族で作る愛情たっぷりのお味噌は最高においしかったようです!
★「第2弾!エコっ子自然探検隊※」(秋・冬・春に開催)親子発表
※里地・海・川での自然探検を通して生き物や地球とのつながりを体感し、環境保全についての学びも深めるイベント(大好評につき、第3弾!も今夏から始動)
日頃から、地域の川の清掃に積極的に参加されているご家族です!シーズンごとの楽しかった思い出を発表してくれました。
秋は、どんぐりにもたくさんの種類があることを発見!クラフト体験では、素晴らしい作品を親子でたくさん制作されていました。
春は、食べれるいろんな野草を発見!火おこし体験ではマッチを初体験!夏のキャンプで再度、火おこしにチャレンジしたいとのことでした。
夏は、生田川でたくさんの生き物を発見!布引の滝は、お父さんが気に入られたようで、再びご家族で訪れたとのうれしい報告もありました!
★「親子農業体験」★2017閉講式
当団体の代表から修了証書を授与いたしました。
くすのき農園さんで朝に収穫したお野菜もプレゼント!
「閉講式」には、学校行事などで参加できなかったご家族もおられましたが、親子農業体験が、ご家族の思い出の1ページになれば嬉しく思います。
★苗床の継承式
今年度も元気に稲が育ちますようにとの願いを託し、2017年度参加者から2018年度参加者へ苗床(もち米)の継承式です。
★2018 開講式
たくさんのご家族が「開講式」に参加してくださいました。
今年度の参加者には、畑で大活躍間違いなし「園芸ばさみ」をプレゼント!
一年間よろしくお願いいたします!!
~・~・~・ 支援ブース (開会前と休憩時間に楽しんでいただきました)・~・~・~
くすのき農園:オーガニック野菜の販売をくすのき農園さんと一緒にくすのきっ子もお手伝いしました!
シニア種まき隊※ 「ちょうとなかよくなろう!」
※自然観察や遊びの経験豊かなシニアと一緒に自然を感じ楽しむプログラムを企画、実施しているグループ。
ブース紹介では、壇上で楽しいショーを繰り広げてくださいました。
「お面や衣装でちょうになりきり体験」や「神戸のちょう標本」など楽しい企画が満載で、どのブースも賑わっていました!
第2部 【特別記念講演】
「あきらめない心」~片腕があたえてくれた夢~
講師:伊藤 真波 氏(旧姓:野村) 【元パラリンピック競泳代表】
当団体代表とのご縁があり、これまでさまざまな活動に関わってくださっている伊藤真波さんが、10周年を記念して講演してくださいました。
20歳の時交通事故で右腕を失い、当たり前にあった生活を失った状況から幾多の苦労と困難を乗り越え、小さい頃からの夢であった看護師に。また、リハビリで始めた水泳でパラリンピックに出場。現在は母となり育児に奮闘する伊藤真波さんの涙あり、笑いありの希望あふれる講演でした。
講演では、思い出すのもつらいであろう事故の時の壮絶な状況や、今笑顔でいられるまでの長い道のりを話してくださいました。支えてくれたご家族や祖父母、恩師や障害を持った仲間との出会い、障害を受け入れてくれた新しいご家族に、終始感謝の思いがあふれていました。
講演の締めくくりには、専用の義手によるバイオリン演奏を披露。心に響く優しい音色に涙を流される方もおり、みなさん聴き入っておられました。
最後はご主人、お子さまも壇上に!
講演後には、「感動した」「勇気をもらえた」「自分も頑張りたい」とのうれしいお声をたくさんいただきました。
これまでの歴史を振り返るとともに、未来 に向って新たな一歩を踏み出す
記念すべき10周年のフォーラムとなりました。
ご来場いただいたみなさまに感謝申し上げます。