こども環境フォーラム ブログ

こども環境フォーラムは、将来を担うこどもたちが、率先してこれからの環境問題に取り組み、次世代に引き継がれるよう、継続的な環境保全活動をサポートすることを目的に設立された社団法人です。

2012年度親子農業体験学習

第11回親子農業体験
12月16日(日)10:20~14:30
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最終月となる親子農業体験は、野菜の収穫と、くすのキッズ、農園メンバーも含めた総勢100名の餅つき大会と、しめ縄作りなど盛り沢山のプログラムでした。
収穫したキャベツとブロッコリーは7月に苗を各家庭に持ち帰って頂き、大きくした後に畑に定植しました。畑には月1度しか来れないので、家庭で毎日水やりをし「世話をしないと育たない」「命の大切さ」を覚えて貰う為の学習です。
子供達の「愛情」も加わり、立派に育ちました。上手く育たないのもありましたが、それも「育たなかった理由を考える」学びになります。




おもちつき大会
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6月の田植え、10月の稲刈りと、みんなで一生懸命に育てた餅米を利用した餅つき大会です。 あのぬるぬるした田んぼの感触と、沢山出会った生き物達、そして初めて手にした鎌。思い出しますね。 最近は、悲しい事に家庭や地域でのお餅つきが少なくなり、学校だけの体験になっていると思います。そうなると、つく順番もなかなか回ってこないので、 沢山体験して貰える様、3つの臼を用意しました 。自分達で付くからこそ又「おいしさ」がアップします。 みんなで付いて、ねばりと腰のある、おいしいお餅になり、トッピングの大根おろし、小豆もくすのき農園の畑で採れた物で、それを「あんこ」にしたのもくすのき農園さん。作る人の思いが「感謝」「おいしさ」へと繋がり、みんな沢山食べました。




ポン菓子と紙芝居 121216_06
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午後からは、ボランティアの方のご協力により、ポン菓子の実演と、紙芝居を行いました。 お米が大きな音と共にお菓子になる!びっくりした表情の子供達。 お米ってやはり素晴らしい!栄養価満点で体に優しいお菓子にもなる。次の世代に伝承していきたい「味」です。そのぽん菓子を食べながら、紙芝居が始まりました。真剣な表情で物語に引き込まれていく子供達の姿は、とても心温まる光景でした。




しめ縄作り
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その後、脱穀後の稲わらを利用した、しめ縄作が始まりました。 五穀豊穣への感謝と、「家族みんなが健康で新年を過ごせます様に」との願いを込めて、地域の方から編み方を教わりました。 まず稲を柔らかくしてから、ねじっては戻す作業を繰り返していきますが、これがなかなか上手くいきません。お父さん、お母さんに手を差し伸べて貰いながら、根気よく編み上げました。 それぞれ、可愛くアレンジして十人十色のしめ縄が完成しました。




表彰式
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1年間農業体験をがんばった子供達に「がんばったで賞」の表彰式を行いました。 草引きも土起しも田植えも本当に一生懸命がんばりました。表彰されるのって、嬉しいものですね。手作りの表彰状ですが、喜んで受け取ってくれました。




感謝のメッセージ
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最後にくすのき農園伊藤さんへ、子供達から寄せられたメッセージの授与です。 寒い時も猛暑の時も、子供達の笑顔を思い浮かべながら、水やり草引きなどの作業を行って下さいました。その思いは野菜達と子供達にも伝わり、感謝の気持ちとなりました。




感謝のメッセージ
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私達は1年間の「親子農業体験」で、くすのき農園さんから無農薬の作物を育てる苦労を学び、その苦労を知る事により、収穫と達成感の喜びを体感する事が出来ました。 そして、様々な生き物達と出会い、触れ合い、自然の素晴らしさと大切さを改めて見つめ直しました。 人と自然が共生することにより、又農業も盛んになり、私達の食卓に安心安全な「食」が 届けられます。1人1人が食卓の向こうにある環境に目を向け、気づき、行動に移せば、少しずつ未来は変わっていくと願っています。 今後も、そんな思いを持ち続け、子供達の豊かな心を育むお手伝いをして参ります。




農業体験ご参加家族の皆様
1年間、お子様と共に活動して頂き、本当にありがとうございました。
私共にも沢山、感謝のお言葉を頂けたこと、感謝申し上げます。
この体験を機に、更にご家族のコミュニケ―ションと絆が深まったのであれば、
スタッフとして、願っても無い喜びです。

今年も新しい発見や、新しい体験をみなさん共に見つけていきたいと思っております。 引き続きご参加の程、宜しくお願い致します。

こども環境フォーラム 藤次